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【PANDEMO-HELTH】制作コンセプトと低価格インテリア雑貨として打ち出す理由

HORAMA-LINE.inc代表 グラフィックデザイナーの城台 宏典です。

 

前回のブログにてペイント作品「PANEDEMO-HELTH」の制作を開始したことを書きました。

 

horama-line.hatenablog.com

 

 

今回はこの「PANDEMO-HELTH」という作品が、どのようなコンセプトで制作しているのかを書いていきたいと思います。

 

 

 

まずは現物写真と部分接写を貼っておきます。

 

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デコボコしているのは紙粘土を使用しているからです。カラー部分は絵の具でシルバーやゴールドを使っているのでメタリックなものになっています。さらにそこにマニキュアを塗っているのでよりギラつくようにしています。それを全面的に白で覆っています。

 

こちらにtwitterに投稿した制作過程を載せていきます。

 

 

 こんな感じです。

 

全体を作り上げてから、いい部分だけを残す。それが制作側からの「PANDEMO-HELTH」です。

 

PANDEMONIUM=「修羅場」人生で経験した、もしくは行った全ての事と思ってください。作品の中のカラーの部分がこれに当たります。

 

HELTH=「健康」人生の中には帳消しにしたい事柄なんていくらでもあります。白い絵の具でいらない部分を消してしまう。そうする事によって自分の辿ってきた誇れる部分だけが浮き彫りになる。

 

「PANDEMO-HELTH」とは、これまで生きてきた人生の中での自分の道程を見つめ直す作業の一つになります。

 

制作側のPANDEMO-HELTHと先ほど書いた通り、「鑑賞側のPANDEMO-HELTH」もあります。

 

完成した作品から見ると、白い壁の先にカラー部分が表出したように見えます。これは地層を掘り進んで掘り当てた鉱脈を表しています。

 

出会いとは偶然にしろ必然にしろ、「良い出会い」を常に求めて人は生きています。それは金脈を掘り当てるような作業のように、一心不乱に追い求める事と似ています。

 

制作側と鑑賞側の両側面からも長い時間の蓄積と右往左往した試行錯誤の先で、ようやく見つけた、掘り当てた、出会えた。

 

その感覚を最も重視した作品。それが「PANDEMO-HELTH」です。

  

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PANDEMO-HELTHは2013年に制作を開始し、2015年で制作が止まっていました。そして去年2019年に再開し、これまではライブペイントの場でのみ制作しようと考えていました。

 

しかし、この技法は自分しかやっていないもので、上記のコンセプトも相まって、やはり「作り続けなければならない」と感じたため、自宅での制作を開始しました。

 

そして、現在完成している物は全てネットショップのBASEにアップしています。どなたでも購入することが可能となっております。

 

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価格もかなり抑えた形になっております。これはいわゆる「アート作品」という一般的にはどう考えても手が出せない価格、もしくは生活に必要ではないために購入が後回しになってしまい、選択肢の中から外されてしまうという現状に対して、自分ができることは何かを考えた結果です。

 

アート作品の「原画」として売るのではなく、ハンドメイドのインテリア雑貨として見方を変えた方がいいと考えたためです。

 

幸い、このPANDEMO-HELTHの制作は、完成までに日数を要しますが、1工程にかかる時間は僅かです。少しやって乾かす。少しやって乾かす。これを繰り返すので、実働時間そのものは短くて済むので比較的安価で提供できます。

 

いわゆるアート作品の原画でこの価格帯が難しく、いつまでも誰でも気兼ねなくアートを楽しむ土壌が耕されないのであれば、自分がやればいいと思ったのでした。

 

 

2013年から2015年までに製作したものはもう手元にありません。すべて自らの手で処分しました。そういった過去があるので、「売れない=誰にも届かない」という状況になってしまうのであれば、たとえ安くても誰かの手に届くように設計していきたいと思っています。

 

もちろん、ゆくゆくは価格を上げていきたいと思っています。それにはまず「売れる=需要がある」という証明をしなければ始まりません。

 

 

 踏み出した者勝ちだ。

 

 

さあ動き出せ。

 

 

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